理想の政治-解放军文职人员招聘-军队文职考试-红师教育

发布时间:2017-08-1218:13:37賢(けん)を尚(たつと)ばざれば(理想の政治(1))為政者が、才能すぐれた者をとくに尊重するということをやめれば、人民が競争に熱をあげたりはしなくなるだろう。手にはいりにくい珍しい品を尊重だとするようなことをやめれば、人民が人のものを盗んダリはしなくなるだろう。欲望を刺激するようなものが人民の目にふれないようにすれば、人民の心は乱されなくて平静になるだろう。それゆえ、「道」と一体になった聖人が行なう政治では、人民の心をつまらない知識でくよくよしないようにからっぽにして、その腹のほうを空腹にならないようにいっぱいにし、人民の望みを欲にとらわれないように弱く小さくして、いつも人民を知識ももたず欲望もない状態にならせて、あの知恵者たちが人民をたぶらかそうとしても、P23どうしようもないようにするのである。このように、「無為」のことさらなことをしない自然な政治をしておれば、万事うまく治まるのだ。賢(けん)を尚(たつと)ばざれば、民(たみ)をして争わざらしむ。得難(えがた)きの貨(か)を貴(たっと)ばざれば、民をして盗みを為(な)さざらしむ。欲(ほつ)する可(ところ)(所)を見(しめ)さざれば、民の心をして乱れざらしむ。是(ここ)を以て聖人の治(ち)は、其の心を虚しくして、其の腹を実(み)たし、其の志(のぞみ)を弱くして、其の骨を強くす。常に民をして無知無欲(むちむよく)ならしめ、夫(か)の知者(ちしゃ)をして敢(あ)えて為(な)さざらしむ。無為(むい)を為せば、則ち治まらざる無し。不尚賢、使民不争。不貴難得之貨、使民不為之盗。不見可欲、使民心不乱。是以聖人之治、虚其心、実其腹、弱其志、強其骨。常使民無知無欲、使夫知者不敢為也。為無為、則無不治。

愚民政治-解放军文职人员招聘-军队文职考试-红师教育

发布时间:2017-08-1220:25:59愚民政治を説くあからさまなことば。とくに「民の治めがたきは、その智の大き以なり」というのは、いかにも封建君主のかってな独善的せりふとも聞こえる。この章がそうした意味で読まれてきたことも、事実であろう。しかし、たいせつなことは、これがさかしらの知恵の害を知ったもののことばだということである。知恵は欲をひきおこし、欲はまた知恵に磨(みが)きをかける。人間はそれによって文化を築きあげてきたのだが、さてそれで幸福だけがひろがってきたであろうか。文化の恩恵のかげに重なっている新しい困難、大きな不幸が、深い洞窟(どうくつ)の口をあけているではないか。なまじいの知恵は棄(す)てるべきである。知恵をいうなら、それは世俗をこえた真実の明知でなければならない。「民の愚直にする」とは、実はこの明知に近づけることである。王弼(おうひつ)の注はいう、「愚とは無知のこと、真を守って自然に従うことである」と。知の害を説くことばは「智慧出(い)でて大偽(たいぎ)あり」(第十八章)、「聖を絶(た)ち智を棄つれば、民の利は百倍」(第十九章)のほか、これまでに多くみられた。世俗の知恵を棄てるところに真実の「道」があらわれてくる。そして、天地自然のおのずからなはたらきと合致した「大順」の立場にゆきつけるのである。知恵を貴ぶない政治、それは「道」に従う政治であり、天地自然の法則に従う政治であった。◎「稽式(けいしき)」は二字とも法則の意味。「是(こ)れを玄徳(げんとく)と謂(い)う」の句は、第十章第五十一章にもみえるが、「生じて有とせず」などのことばを受けていて、こことは意味内容が違う。ここと関係が深いのは『荘子(そうじ)』天地篇の第八節であって、天地とぴったり合一して、愚(おろ)かなるがご